帳簿作成のコツ

帳簿作成には、手間やコストを省く、正確性を保つなどの観点で、色々なコツがあります。このコーナーでは、そのコツについて、どうしてそうした方が良いのかという理由と、効果を最大化する具体的な実行方法をお伝えします。

規則的な入力を

会計帳簿は規則的な入力をすることが大切ですが、一人会社などで、経理以外の仕事と兼任で帳簿を作成していると、どうしても帳簿作成時の「規則」を作るための時間が確保できません。「規則」といっても、文書にまとめてあることが必要な訳ではなく、入力時の規則性が保たれていれば良いので、入力を始めるときに過去の帳簿を少し眺めてから始める、気をつけたいことをメモしておく程度で構いません。例えば、似た勘定科目を選ぶときに迷ったときに、自分なりの判断基準を決めたり、摘要に書く事項や書く順番などを自分の中で決めたりして、それをメモに追加していくのです。そうすることにより、前回と異なる判断をすることがなくなり、自ずと帳簿のデータは規則的になります。規則的に入力した帳簿は、集計値に意味が出てきて、経営判断のための資料として価値のあるものになります。
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